レコードが変更されたことを知りたい場合、設定画面から「通知」→「アプリの条件通知」で、「レコードの編集」にチェックを入れることで通知を受けとることが出来ます。
この設定で少し不便な点は、すべてのフィールドに対しての変更であること。
例えば、顧客マスタで「住所」というフィールドが変更されたときだけ知りたい、なんてことがあります。
ですが、「住所」以外の項目が変更されたときまで通知が届いてしまい、本当に必要な通知がどれなのかわからなくなってしまいます。
このプラグインは、そんなときに役立つプラグインです。
特定のフィールドだけの変更を検知し、スレッドにコメント投稿、またはアプリに登録を行います。
動作イメージ
通知先に「スレッド」を選んだ場合
変更があった場合に、指定したスレッドにこのようなコメントが投稿されます。
プラグイン設定で、宛先を指定しておくと、投稿時に通知が送られます。

変更URLをクリックして変更内容を確認することができます。

通知先に「アプリ」を選んだ場合
変更があった場合に、アプリに変更履歴URLが登録されます。
更新者は、Administratorになります。

プラグイン設定
設定項目 | 説明 |
---|---|
通知先 | スレッドまたはアプリから選択します。 |
スペースID | 通知先に「スレッド」を選んだ場合に、必須です。 通知を投稿するスレッドのスペースIDを入力します。 スペースIDとスレッドIDについては、投稿先のスレッドを開いてURLを確認してください。 spaceの後ろの数字がスペースID、threadの後ろの数字がスレッドIDです。 下記例では、スペースIDは1、スレッドIDは2です。 https://サブドメイン.cybozu.com/k/#/space/1/thread/2 レコードを変更するユーザーが、そのスレッドにコメント投稿できる権限が必要です。 |
スレッドID | 通知先に「スレッド」を選んだ場合に、必須です。 投稿先のスレッドIDを入力します。 |
アプリID | 通知先に「アプリ」を選んだ場合に、必須です。 登録先アプリIDを入力します。 |
アプリAPIトークン | 通知先に「アプリ」を選んだ場合に、必須です。 登録先アプリに設定したAPIトークンを入力します。 APIトークンの設定方法は、kintoneヘルプ:APIトークンを生成するを参照してください。 アクセス権に「レコード追加」を指定してください。 |
フリーテキスト | 特定の文言を入力します。 通知先に「スレッド」を選んだ場合は、変更URLの前に付加されます。 通知先に「アプリ」を選んだ場合は、登録先アプリの「フリーテキスト」フィールドに登録されます。 |
宛先 | 宛先のタイプは、ユーザー・組織・グループから選択します。 コードは、それぞれ宛先のコードを正しく入力します(大文字小文字も区別されます)。 コードは、cybozu.comの画面で確認できます。 ユーザーの場合は、ログイン名です。組織の場合は、組織コード、グループの場合はグループコードが設定されています。 通知先に「スレッド」を選んだ場合は、投稿に宛先が追加されます。 |
変更検知フィールド | 変更を検知したいフィールドを選びます。 テーブルフィールドは選択出来ません。 |
通知先アプリの設定
通知先にアプリを選択した場合は、下記フィールドを設置したアプリを作成してください。
フィールドがなかったり、フィールドの種類とフィールドコードが誤っていたりすると、登録出来ません。フィールド名は自由に設定してかまいません。
フィールドの種類 | フィールドコード | 記録する内容 |
---|---|---|
ユーザー選択 | MODIFIED_BY | レコードの変更者 |
リンク (Webサイトのアドレス) |
HISTORY_URL | レコードの変更履歴URL |
文字列(1行) | FREE_TEXT | プラグイン設定画面で設定したフリーテキスト |
ユーザー選択 | USER_MENTIONS | プラグイン設定画面で設定したユーザー |
組織選択 | ORGANIZATION_MENTIONS | プラグイン設定画面で設定した組織 |
グループ選択 | GROUP_MENTIONS | プラグイン設定画面で設定したグループ |
プラグインダウンロード
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更新情報
日付 | バージョン | 内容 |
---|---|---|
2019/04/18 | 1 | 初回リリース |
2020/08/18 | 2 | 通知先がアプリの場合にセキュアアクセス環境で登録できなかった不具合を解消 |
2020/12/08 | 3 | 内部処理修正 |