ちょっぴり便利な機能を詰め合わせたプラグインです。「ベンリーさん」と呼んでください。

JavaScriptカスタマイズ自体はそんなに難しくないけれど、良く使われる機能なので毎回毎回カスタマイズを入れるのは面倒、小さなというような機能を集めました。

動作イメージ

ルックアップ・自動更新

標準機能のここがちょっと不便

アクションで新規レコードを追加するときに、ルックアップフィールドに値がコピーされていると、保存前に一度「取得」ボタンを押さないと「[取得]を押し、参照先からデータを取得してください。」のエラーメッセージが表示されてしまいます。

せっかく値がコピーされているのに、取得を押すのはちょっと面倒です。

ベンリーさんを使うと便利

レコード追加画面が表示されたときに、ルックアップフィールドに値が入っている場合、自動で「取得」を行います。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード追加画面の表示後イベント

ルックアップ・コピーフィールド編集可

標準機能のここがちょっと不便

ルックアップの設定で「他のフィールドのコピー」するに指定されたフィールドは、編集不可になり、値の変更ができません。

特定条件のときだけはコピーされた値を変更したいという場合に、値が変更できなくてちょっと不便です。

ベンリーさんを使うと便利

「他のフィールドのコピー」のフィールドを編集可能にします。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード追加画面の表示後イベント
レコード編集画面の表示後イベント
レコード追加画面のフィールド値変更時イベント(テーブル内ルックアップフィールドの場合)
レコード編集画面のフィールド値変更時イベント(テーブル内ルックアップフィールドの場合)

テーブル・ボタン位置を左

標準機能のここがちょっと不便

PC表示の場合、テーブルの行追加・削除ボタンが右側にあり、場所の変更ができません。

テーブルの項目が多く横長になった場合に、ボタンが見えるまで横スクロールしなければならず、ちょっと不便です。

ベンリーさんを使うと便利

テーブルの行追加・削除ボタンをすべて左側に配置します。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード追加画面の表示後イベント
レコード編集画面の表示後イベント
レコード追加画面のフィールド値変更時イベント
レコード編集画面のフィールド値変更時イベント

スクロールメニュー

標準機能のここがちょっと不便

項目が多く画面が縦長になった場合、目的の項目にたどり着くまで縦スクロールしなければならず、ちょっと不便です。

ベンリーさんを使うと便利

詳細画面の右下に、特定位置へスクロール位置を移動できるリンク機能が追加されます。このリンクメニューは最小化、最大化ができます。

フォーム上にスペースを配置しておき、その位置にスクロールが移動する仕組みです。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード詳細画面の表示後イベント

簡易自動採番

標準機能のここがちょっと不便

レコード番号は一旦レコードを削除すると復活することができません。

データを全部消して入れ直しするなどが必要になった場合など、元のレコード番号と同じ番号を割り当てることができず、レコードを一意に判別できるものが変わってしまうため、困ることがあります。

ベンリーさんを使うと便利

レコード番号とは別の一意となるキーを新規作成時に自動採番します。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード追加画面の表示後イベント
レコード編集画面の表示後イベント
レコード一覧画面のインライン編集開始時イベント
レコード追加画面の保存実行前イベント

一覧検索

標準機能のここがちょっと不便

フィルターの指定がちょっと面倒です。アプリ内検索もできますが、一覧表示でみることはできません。

ベンリーさんを使うと便利

一覧画面上に表示される検索ボックスに検索ワードを入力すると、「次のキーワードを含む」条件を生成して、一覧画面上で検索できます。

【使用しているkintoneイベント(参考 cybozu developer network)】
レコード一覧画面の表示後イベント

プラグイン設定

設定項目 説明
プラグインログ
ログアプリID
プラグインエラーが発生した場合
「プラグインログ機能について」のページを参照してください。
ルックアップ・自動更新 レコード再利用やアクションで新規にレコード追加画面が表示されたときに、ルックアップフィールドに値が入っている場合に自動取得します。
ルックアップ・コピーフィールド編集可 ルックアップの「ほかのフィールドのコピー」で設定されているフィールドを編集可にして入力できるようにします。

【編集可にするフィールド】「ほかのフィールドのコピー」で設定されているフィールドが選択できます。

テーブル・ボタン位置を左 すべてのテーブルの追加・削除ボタンを左側にします。
スクロールメニュー 詳細画面表示時に、画面右下にスクロール位置移動のリンクが表示され、予めフォームに設置したスペースの位置にスクロールを移動します。

【初期表示方法】スクロールメニューの初期表示状態を選択します。
【スペースフィールド】スクロールしたい位置にスペースを配置し要素IDを設定しておいてください。要素IDが設定されているスペースが選択可能です。グループ内にあるスペースは「グループ内のフィールドを表示する」がONの場合のみ選択できます。
【メニュータイトル】リンクに表示する文字を入力します。

簡易自動採番 新規登録時に連番(既存レコードの最大値+1)を設定します。

【登録フィールド】数値フィールドのみ選択できます。重複禁止にすることをおすすめします。

一覧検索 一覧画面に検索ボックスを設置します。

【検索ボックス設置位置】メニューの右側か、メニューの下側のどちらかを選択します。
【検索ボックス内に表示する文字列(プレースホルダー)】検索ボックス内に表示するガイド文を入力します。
【検索対象フィールド】検索対象にする文字列(1行)フィールドを選択します。全員に閲覧権限があるフィールドのみ選択してください。

制限事項等

  • ライセンス有効状況確認のため、外部サーバーと通信を行います。
  • 同一アプリに他のJavaScriptカスタマイズやプラグインが設定されている場合、正しく動作しない可能性があります。正しく動作しない場合は、他のJavaScriptカスタマイズやプラグインを外してご利用ください。
  • ルックアップ・自動更新について
    • ルックアップ先のフィールドが重複禁止になっていない場合や、ルックアップフィールドに部分的な値しか入っておらず一意にならない場合は取得されません。手動で「取得」をクリックしたときに、取得元アプリのレコード一覧画面が表示されずに自動取得できるもののみです。
  • ルックアップ・コピーフィールド編集可について
    • ルックアップの再取得を行うと、入力した値は再度上書きされます。
    • 一覧画面では、編集可能になりません。
    • アプリ運用開始後に新しく追加されたテーブルで、テーブル追加前から登録されていた既存レコードを編集しようとしたときには、編集可になりません。一度保存しなおすか、行の追加ボタンをクリックすることで編集可能になります。
  • スクロールメニューについて
    • 最初の表示状態からグループを開閉した場合や、テーブルの行を追加・削除した場合には、スクロール位置がずれます。
    • モバイル非対応です。
  • 簡易自動採番について
    • レコードにアクセス権を設定している場合は、正しく採番できない可能性があります。
  • 一覧検索機能について
    • 現在開いている一覧の検索条件は引き継がれません。(検索条件の再作成をするため)
    • 参照権限のないフィールドを指定するとエラーが発生します。かりんこラボのログには記録されません。

プラグインダウンロード

利用規約に同意いただいたうえで、ダウンロード・ご利用ください。

警告メッセージが表示されますが、ライセンスキー無しでも無期限でトライアル可能ですので、お試しください。

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更新情報

日付 バージョン 内容
2021/01/31 1 初回リリース
2021/02/01 1.1 スクロールメニューの色修正
2022/07/19 2.0 ・一覧検索機能の追加
・Internet Explorerを対象外とする
2023/08/28 3.0 ・スクロールメニュー機能にメニューの最小化・最大化を追加
・スクロールメニューのスクロール位置が詳細画面のスペース位置となっていた部分を、編集画面時には編集画面を開いた直後の位置に変更
・使用しているライブラリバージョンアップ等、内部構成を変更

ログ記載内容・想定されるエラー等

ルックアップ・自動更新ルックアップ・コピーフィールド編集可テーブル・ボタン位置を左スクロールメニュー簡易自動採番一覧検索プラグイン設定保存イベント
【イベント】app.record.create.show
想定されるエラー ログ記録
なし なし
【イベント】app.record.create.show, app.record.edit.show, app.record.create.change.テーブルフィールド, app.record.edit.change.テーブルフィールド
想定されるエラー ログ記録
・フィールドが削除された
・フィールドコードが変更された
・フィールドの参照権限がない
※エラーにもならず、編集可能ににもなりません。
なし
【イベント】app.record.create.show, app.record.edit.show, app.record.create.change.テーブルフィールド, app.record.edit.change.テーブルフィールド
想定されるエラー ログ記録
なし なし
【イベント】app.record.detail.show
想定されるエラー ログ記録
・スペースが削除された
・スペースの要素IDが変更された
Error
【イベント】app.record.create.show, app.record.edit.show, app.record.index.edit.show, app.record.create.submit
想定されるエラー ログ記録
・フィールドが削除された
・フィールドコードが変更された
・フィールドの参照権限がない
※プラグイン設定で「プラグインエラーが発生した場合」で「処理停止」を選択している場合は、処理が止まり保存ができません。「処理続行」を選択している場合は、記録先フィールドの値は変更されないまま登録されます。
Error
・記録先フィールドに更新権限がない
※エラーにはならず、記録先フィールドの値は変更されないまま登録されます。
なし
・レコードに参照権限が設定されており、最大値が正しく取得できない(自動採番フィールドに重複禁止設定をしている場合)
※kintone本体の処理でエラーとなり、更新できません。なお、かりんこラボプラグインではエラーが検知されません。
なし
【イベント】app.record.index.show, mobile.app.record.index.show
想定されるエラー ログ記録
・フィールドが削除された
・フィールド名が変更された
・フィールドの参照権限がない
なし
【イベント(プラグイン設定保存)】caryncolabo.plugin.config.submit
ログ内容 ログ記録
・設定内容がJSON形式で書き込まれます。 Information